いのうえ

気まぐれに気になったことを拙く書いています。気が向いたらコメントしてくださ〜い!

学歴コンプレックス

 タイトルままです。ひとかけらのひねりもありません。

 私はFランではないけれど、高学歴でもない実に微妙なところの出なので学歴コンプレックスに日々苛まれています。受験生でもないのに、多浪生のていでオープンキャンパスに行っては、スタッフをする高学歴大学生のきらきらしている姿を見て心の中では大号泣しています。テレビで東大早慶の校舎が出るだけで、学歴コンプで圧死寸前です。一生この学歴を背負っていかなければならないことを考えると絶望の海で溺死します。文系なので院で学歴ロンダも難しく、私のアイデンティティはこの大学で形成されます。もちろん、すべての責任は高校時代に勉強しなかった自分自身にあり、そんなことは十分承知しているのですが、大して勉強をせずに推薦で上智早慶に行った人を見ると、今すぐ各々の学校の学長になって権力を不正に行使し、彼らを退学に追い込みたいです。指定校も含めてすべての推薦試験なんて廃止した方がいいですよ。学校は勉強するところなのだから、ペーパー試験で測れない能力なんぞ不要です。多様性だって大学の集団なんて言うのは単に同じ試験に受かっただけでしかないんだから十二分に確保できますよ。内部進学も撤廃して、大学入学希望者全員に試験を課しましょう。

 話が逸れましたが、私学歴コンプレックスを作り上げている最大の要因は頑張らなかったこと、自分は頑張らねばならない時に頑張れない側の人間だということを思い知らされたことです。私の大学は滑り止めで来た子が本当に多くて、むしろ本命で来た人の方が少数派のような気がします。そして彼らは初めの頃は肩を落として、大学の悪口や不満を言います。それでも、サークルバイト資格取得留学等切り替えてやっていける人がたくさんいるのです。私は学校生活もとっくに後半戦に突入しているのに未だにウジウジしていて高校時代の自分のことを悔やんでは悔やんでは泣いています。だからといって特に何かに没頭するわけでもなく。高校時代のこと、今の生活、それら全てを包括して私のブラックホール級に広大で闇にまみれた学歴コンプが出来上がったのです。めちゃくちゃ勉強したのですが、早稲田落ちてマーチに行った知り合いがいて、彼女はそれでも切り替えて学生生活を楽しんでいるようです。彼女は私よりはるかに多い勉強量をこなしても本命に受からず結果を知ったときの心情は計りきれません。さらに彼女の友人には彼女よりも成績が下で勉強量も比ではないくらいしかこなさなかったにも関わらず指定校推薦で早々楽々と早稲田に行った人がいました。一般入試では確実に受かりません。その友人は正月前には合格していたので「今年も寝正月だ〜笑」なんて側で言っている姿を彼女は怒りを隠しつつも笑いながら対応していました。入試が終わったとき、彼女を襲ったのはやりきれない思いだったと思うのですが、そんな中でも「私は目標に向かって計画を綿密に立てて、適切に努力できる側の人間だ」という確かな強みと自己構築要素を得ることはできたのだと思います。一方、私は受験勉強が本当に辛くて向き合うことができず、自分は努力できない人間であることを生涯背負っていかないとならないのです。自分の出た高校よりも偏差値が低い其れの進路実績を見て、難関校に受かっているのを見ては嘆き、自分は高校のときと何も変われていないなあと再認識しています。終わり!